2024/07/11 02:01

※ こちらは 2022年8月3日の記事の再投稿です。


こんにちは、マッチダンディズムのカネ担当カヴィサマです。

我々マッチダンディズムは、長らくテストプレイ会に参加することなくやってきていました。何を隠そう、単なる人見知りに加え、どうやって参加するかわからなかったから、というあまりにしょうもない理由だったのです。

「もっとテストプレイ会に参加して、いろんな人の意見を聞いたり、製作者仲間を増やした方がいいですよね」というメンバー・とんの至極もっともな提案で、最近いくつかのテストプレイ会に参加させていただく事になりました。

そこで得た、

①メリット
②どうやって参加するか
③テストプレイ会をより有効に
といった知見を、私の視点から書きたいと思います。



①メリット


当初の目的は、いろいろな意見を聞く・他の製作者様たちともっと仲良くなりたい、といったところだったのですが、その他にも様々なメリットがありました。

メリット1 いろんな意見を聞ける。
自分たちのサークル内ではお互い阿吽の呼吸なので、かんたんな説明でもルールが伝わりますし、そもそも遊び方がわかっている場合もあります。しかし、テストプレイ会では様々な遊ぶ層の方がいるので、プラス・マイナスだけでなく気が付かなかったことや新しい視点など、本当にいろいろな意見が聴けます。

メリット2 ボドゲ制作情報が増える。

ある程度つっこんで聞く勇気が必要なのですが、いろんな印刷会社の存在や、コマの作り方、金額、クラファン情報、他のテストプレイ会の日時、ボードゲームイベントなどなど本当にいろいろ聴けます。もちろんGive&Takeなので、こちらも出せる情報は明らかにして情報交換ですね。


メリット3 製作者仲間が増える。
これは人見知り度MAXの私にとって、本当にありがたかったです。ゲムマなどのイベント中は割とブースの事だけでいっぱいいっぱいなので、どうやって製作者の方たちとお知り合いになれるのかわかりませんでした。テストプレイ会後は、勝手に戦友のように思わせていただいております。

メリット4 楽しい!
これがダントツのメリットですが、まだ世に出ていないゲームを楽しめるという独占感に加え、いろんな創意工夫を知ることができて、本当に楽しかったです。新しい種類のゲームに出会うことで、創作意欲がビンビン刺激されました。


②どうやって参加するか


これは、一度参加しだすとあとは一気に広がっていきますが、最初の一歩目が難しかったです。


参加法1 ツイッター(X)で探す
ボドゲ関連のアカウントをフォローして、「試遊会」「テストプレイ会」等のワードで検索します。ツイプラで直接探すよりこちらのほうが見つけやすかったです。

参加法2 ボドゲーマから探す
ボドゲーマにはボードゲーム会を探す機能がついており、ここから地域を絞って探すと良いです。

参加法3 テストプレイ会で出来たお仲間の企画に乗る
参加法1と2でテストプレイ会に参加しだすと、意外と世の中にはテストプレイ会があることがわかってきます。後は、この参加法3で殆ど何とかなります。乗るしかない、このビッグウェーブに。



③テストプレイ会をより有効に


テストプレイ会、せっかくみなさんがいろんな意見を言ってくれるのだから、より有効に活用させていただきたいですよね。いくつか思案してきた中で、気が付いたことを書いていきます。

有効策1 何を見てほしいか、何を聞きたいかを明確に
どんなところに注目してほしいか、現在ネックに感じているところはどこなのかを明確に伝えて、そこに注目してプレイしてもらえるととてもよいお話が聴けます。この時、現時点では未完成な部分や、既に改善予定がある点なども伝えておく事で、それ以外の盲点などを見ていただける事もあるでしょう。

有効策2 アンケート用紙(ペン付き、ボード付き)を用意
意見を全部メモしたいところですが、時間も限られます。また、話している最中に聞きたいことからずれてしまうことも多くあります。みなさんが同時に意見を書けるアンケート用紙はとても有効です。机を使わずに書けるよう、バインダーなどがあると親切です。

有効策3 名刺を用意
制作仲間を増やしたいなら、ツイッターやインスタへの誘導がついた名刺は必須です。ゲーム前に配るのを忘れずに。

有効策4 テストプレイ会後のまとめ
テストプレイ会では本当に色んな意見がでてきます。自分たちのゲームのいわゆるターゲット層と噛み合わない方からは、辛辣な意見がくることもあります。その人達にも遊んでほしいなら意見をしっかり聞く必要がありますが、ご提案には出来ることと出来ないこと、それによって他に逆に良くない影響を与えることもあります。時として、思い切って聞き流す勇気も必要です。いただいた意見や提案にすぐ飛びつかず、総合的に判断するためには、意見をまとめて影響をしっかり考える事が必要です。

有効策5 提案よりも感想を
他の人のゲームについては、どこが面白かったか、どこがネックだったかをまず述べるのが有効な事が多いです。改善策などの提案はもちろん大事なのですが、その改変が他に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。面白かったところは今後のウリや長所になるでしょうから、改変などで打ち消してしまうともったいないです。そしてネックと感じた点をうまく解決できれば、より良いゲームになるのは間違いなしです。

有効策6 ゲーム本体以外もテスト
テストプレイというと、ついついゲーム本体のテストプレイばかりにエネルギーを注いでしまいます。が、テストすべきなのはそれだけではありません。説明書の読みやすさや伝わりやすさ、コンポーネントの触りやすさ、サマリーの見やすさ持ちやすさ、コピー(宣伝文言)はゲームとマッチしているかなど、チェックしておくと良い事は沢山あります。時間の許す限り、試せる範囲で試しておくことをおすすめします。



以上つらつらと書いてきました。ほぼ我々の振り返りが目的の記事ではありますが、皆様のテストプレイ会がより楽しく・より有意義なものとなる一助となればいいなぁと願っています。