2024/07/05 14:59
※ こちらは2020年1月20日の記事です
はじめましての方ははじめまして。
マッチダンディズムのスタッフ、勝利(かつとし)です。
マッチダンディズムは、数名で運営している令和元年発足のボードゲームサークルになります。みんなそれぞれが、自分のできることを精一杯頑張りながら楽しんでいます。
今回は勝利が担当した「オダノブなんだっけ?」のロゴデザインについてお話をさせて頂ければと思います。
実は、「オダノブなんだっけ?」のゲームデザイン、そしてキャラクターデザインが出来上がった頃には、自分の頭の中に ある程度のロゴのデザインがふんわりと生まれておりました。
一緒にゲームを制作した時に、ゲームの方向性やどんな雰囲気でプレイしていくのかが分かるので、早い段階でイメージが生まれたんです。
具体的には、ロゴデザインには下記のような内容を表現したものが必要でした。
・キャラクターのオダノブらしさがあること
・謎かけらしさを感じること
・ゲーム自体のポップなイメージが伝わること
これらがロゴを見た人に伝わるデザインである必要があるので、そのイメージがふんわり頭に浮かんだ形となります。
そしてゲーム制作メンバーに自分が入っていない、という場合。
双方のイメージのすり合わせに必要な資料の作成、そしてやりとりする時間が発生してしまうので、ゲーム制作の初めから参加できたことは自分にとってはとてもラッキーな事でした。
マッチダンディズムのメンバーなんだからそれは当たり前でしょ!といえばそうなのですが、これが割と時間の取られる部分なので、しみじみと実感をしてしまうのであります。
アドレナリンが出たからそのまま制作まで行きたいところなのですが……
自分が考えていたものがサークルのみんなにもウケるのかどうかは聞いてみるまでわかりません。頭の中にあったものの他に数点デザインを考えて提出することにしました。
今回用意したのは自分が一番に思いついたロゴ以外にも、7種類。
めちゃくちゃ汚いラフ画での提出です。メンバーには遠慮なく汚いものを晒していくスタイルです!!!
「鉛筆書き汚いし完成品ではないので、一先ずはなんとなく雰囲気で見て下さい」と伝えて、イメージに一番近いものを選んでもらいます。
ちょっと恥ずかしいんですが、こちらにも当時のラフ画を貼りますね。
……7つめに関しては本当に汚いのでカットさせて頂きました(恥)
これを見たら分かるんですが、
「E」の段階でもう考える事に飽きはじめています!!(ダメじゃん)
皆さんはどのロゴが良いと思いましたか?
メンバー投票は「A」と「G」に同数くらい票が入りまして…
まさかまさかの、飽きた頃に書き出したザツで小汚い「G」のウケも良かったのです。
設定が和だから、縦書きというイメージが強かったのかもしれません。
その後、どうやって話し合ったかもう忘れてしまったのですが…
結局のところ、「A」のデザインが採用されることになりました!
自分がはじめに思い浮かべたロゴに一番近い形のものになってラッキー!と喜んだのは言うまでもありません。
でも、まぁ、仮デザインが決まったからと言って終わったわけではなく、
ここからがアートワーク担当の楽しくてしんどい部分なのであります……。
この時ラフが鉛筆描きだったので、まずはイラレに持ってきて…適当に描いてしまった文字を読みやすくしていきます。もっとちゃんとラフ描いておけばよかった…と思いながらの作業です。
※上記はまだ製作中のものです。
刀に似させたカタカナの「ノ」の部分は、デザイン性が高すぎると文字として読めないため、バランスを見ながら調整していきました。でもロゴデザインは初めてだから、なかなかに苦労しました。何もかも手探りの作業です…。
「なんだっけ?」の部分は謎っぽさを感じさせるために、太いところと細いところがある不安定な字体になっています。これを作って並べると、全体バランスを取るのがとても難しい!この作業が一番時間のかかった部分でした。
文字をずっと見ていると、ゲシュタルト崩壊っていうのでしょうか…
だんだん何が正解なのかわからなくなってくるんですよね。
絵面も丁度「なんだっけ?」という言葉だし、余計に「なんだっけ?」ってなりました。
ひとり脳内なんだっけカーニバルの開催です。
なんだっけって…なんだっけ??
そういう時は、諦めて寝るのが一番。次の日になると「あ、ここが変かも!?」って分かるようになるので、とにかく詰まった時は一旦諦めて一晩寝かしながら作成していきました。
そしてこちらが完成品です。
完成品が出来の良いものになったかと言うと…今もそこまで自信はないのですが、「オダノブなんだっけ?」らしさのあるロゴにはなっているのではないかな、と思っています。
初めに書いた3つの目的が表現できたかなぁ。
ロゴデザインは自分がメインで担当した作品ではありますが、サークルメンバー全員で作ったという認識のほうが高いので、愛着もあるのですよね。思い出補正…?ちょっと違うか。
当たり前の話となりますが、この時点ではまだ完成品パッケージも手元にないので、このロゴやオダノブ様などのキャラクターたちが本当にボードゲームとして近い未来に形になるのだな…と、ワクワクドキドキしたのをよく覚えています。(締め切り的には割といつもドキドキでしたが)
そのうち、商品になって届いた時のブログも書けるかな?
まったりペースで続けていきたいと思っております。
それでは、またこのブログでお会いしましょう。
長文をお読み頂き、ありがとうございました!
このブログの担当は勝利でした。